「周辺」モード初期設定~基本の自動狩り立ち上げまで
「周辺」モードとは、オンにしたその場で自動狩りを行う機能。
ポーションなどが尽きた時に、自動で帰還させることも可能。
狩場への移動・必要アイテムの調達は手動で行おう。
ここでは「周辺」モードで、基本の自動狩りができるようになるまでの手順を解説する。
おおまかな設定順としては
- 「バフ」:バフアイテム・魔法・ポーションの設定
- 「戦闘」:戦闘時のスキル・ランテレ条件・ターゲティング優先度の設定
- 「帰還」:帰還条件・ゴミドロップの溶解設定
- 実際の狩場での動作テスト・微調整
という感じになる。
設定項目こそ多いが、既存プレイヤーであれば理解できるであろう部分がほとんどだ。
また、一度立ち上げてしまえば、2キャラ目以降は設定を使いまわすことも可能。
PSS画面の開き方
「Alt」と「W」キーを同時押しすればすぐに開ける。
これがPSSのショートカットキーだ。
もちろん、メニューや行動ウインドウ、PSSの簡易設定ウインドウから開いても構わない。
簡易設定バー
画面内のどこかに、下の画像のような小さいバーがあるはずだ。
この右端のボタンをクリックすれば、PSS画面を開ける。
ちなみにこのバーは、ドラッグすることで好きな位置に動かせる。
また、ここからモードや登録済みのテンプレートを切り替えることもできる。
「周辺」モードの設定手順
PSS画面を開いたら、まずは右上にある「全体」「補助」「周辺」ボタンから、自分の使いたいモードを選ぼう。
今回は「周辺」モードの設定なので、「周辺」をクリック。
各種「バフ」設定
続いて左上のタブから「バフ」を選択。
常時使用させたいバフアイテム(GP、料理など)や、自己バフ魔法の設定はここ。
「バフ」タブを選ぶと、下の画像のような画面が出てくる。
枠に適切なアイテム・魔法を設定すれば、勝手に常時使用してくれる…という具合だ。
枠ごとに入れられるものは決まっている。以降の解説をよく読んで頂きたい。
アイテム・魔法の登録方法
セット自体はアイテムや魔法窓を開き、ドラッグ&ドロップでOK。
ショートカット登録と同じ要領なので、迷うことはないだろう。
①固定バフ
基本のバフアイテムをセットするための枠。
枠ごとに、入れられるカテゴリがガッチリ決まっているので注意。
枠の種類は、上から順に時計回りで
- キャラ強化(戦闘強化スクロールなど)
- 料理
- スープ
- 経験値ブーストアイテム(祈りのポーションなど)
- クラス別加速アイテム
- グリーンポーション
そして中央は「祝福チャージアイテム」となっている。
たとえば「フェンサー」でのセット例はこんな感じ。
②個別バフ
①以外のアイテムや魔法を入れる枠はここ。
ドラゴンブラッドのような3段加速アイテムや、シールドなどのバフ魔法を入れておこう。
スペルスクロール各種もセットできる。
③回復アイテム
指定されたHP・MPを下回ると、ここにセットした回復アイテムを使用する。
HP側にはHP回復系アイテム、MP側には青POT類やMP回復系アイテムをセット可能。
ぶっちゃけMP側なんて青POT常時使用なので、わざわざここで何かを入れなくていい気はするが…
たとえばこのようにセットすると、「HPが80%~21%の間は赤POTを飲み、HPが20%を切ったらACPを飲む」となる。
普通のランテレ狩りを想定するなら、80%の部分に赤POTを入れておくだけでよい。
わざわざACPまで入れる必要性は薄いだろう。
またHP残量がトリガーになるスキルを持つクラス(戦士・DE)は、80%ではなく60や40を選んでおくこと。
④変身・MD・その他
この窓だけは設定方法が特殊。ダブルクリックで使用させたい変身を選べる。
ただし「変コン+メイプル or シェイプチェンジ」には非対応。変スクを持ち歩くべし。
ちなみに「もみじリング変身(86・88)」は自動使用可能。ずるい。
下の3つの枠は左から「MD」「水中呼吸アイテム」「解毒アイテム」。
呼吸と解毒は必要になった時に自動使用。垂れ流しではないので安心すべし。
必ず「保存」すべし!
すべてのセットが終わったら必ず左下の「保存」をクリック。
保存しなければ、ここまでの設定がすべて消えてしまう。
「戦闘」時の各種設定
戦闘時に使う攻撃魔法や、ターゲッティングの設定はここ。
左上の「戦闘」タブを選ぼう。
ここの設定は基本的に「攻撃スキル-順番」にFA用スキルを設定するだけでいいだろう。
こちらも設定終了後、「保存」を忘れずに。
攻撃スキル-順番
セットしたスキルを、敵一体に対して「一度ずつ」使用する。
スキルは最大7つまでセット可能。同じスキルを複数個入れることもできる。
右下の爆弾アイコンは特に使い道はない?イベント用?とりあえず現時点では無視してOK。
たとえばこうすると「敵に出会ったらとりあえずEBを7連射」という感じ。
近接職は以下のように「FA取り用スキル」をひとつ入れておくのを推奨。
トップにEBなどを入れておくべし。自動狩り使用時の効率がぐっと上がる。
攻撃スキル-条件
「HP・MP残量」に応じて使用したいスキルがあればこちらに。
上側がHP、下側がMPの欄。特に必要がなければ、何も入れなくてOK。
ちなみにKRの公式では、WIZの設定例として「HPが減ったらV-T、MPが減ったらマナドレ」というセットが紹介されている。
…使えるかどうかはノーコメントで。
右側の設定項目
クリックでオンオフや数値を切り替えられる。
各項目の説明と、推奨設定例は以下。
- 通常攻撃
よほどのことがない限り、オンのままで問題ない。
オフにすると、読んで字のごとく「普通の殴り」をしなくなる。
ノンアクティブのアンデッドにTU決めたり、引き狩り用の特殊なパターン組む以外では使い道なし。 - 狩りの探索範囲
狩場の密度や規模によって数値を調整しよう。
索敵のために歩き回る範囲を制限できる。
敵の密度が低い・偏りが大きい狩場の場合は、大きめの数値にしておこう。
逆に小さい数値にしておけば、定点狩り風のことも可能。
ただしあくまで「最後に倒した敵」が起点のため、沸き方次第では遠くへ行ってしまうことも。 - 他プレイヤー狩り介入禁止
何かしらの意図がない限り、基本的にオンで問題ない。
オフにするといわゆる「シーフ」し放題の状態になる。
ただしオンにしても、殴らないのは「他プレイヤーが殴っている敵」のみ。
たとえターゲットは他プレイヤーでも、まだ手を付けられていない敵であれば殴りかかってしまう。
そこは仕様なので割り切るべし。 - クエスト優先
チュートリアル以外ではオフ推奨。
オンにすると、初心者クエストや「ウィークリークエスト」などのターゲット(=白枠のついた敵)を優先して狙うようになる。 - アクティブMOB優先
オンにしておくと場持ちがよくなるが、狩場・キャラスペックと相談。
オンにすると、先制攻撃を仕掛けてくる危険な敵を優先的に狙うようになる。 - アイテム拾得実行
近接は敵優先、遠距離は適切なほうを選択。
床落ちアイテムがある時に、敵の排除とアイテム回収のどちらを優先するかを選べる。
近接クラスであれば、自分のドロップが床落ちするシチュエーションはほとんどないため、敵優先にしておけばいいだろう。
弓や魔法で遠距離から敵を処理する場合は、適切なものを選んでおくこと。
特にフルBOXになるような敵密度の高い場所でアイテム優先にすると、敵に囲まれ動けなくなって詰みかねないので注意。
テレポート・帰還条件とアイテム溶解設定
狩場からの帰還や、狩り中のランテレ条件を設定できる。
また、ゴミドロップ整理として「溶解剤」の自動溶解対象も指定できる。
まずは「帰還」タブを選択しよう。
ランテレ条件は、狩場やキャラスペックに合わせてしっかり設定しよう。
大事なことなのでもう一度。設定が済んだら忘れず「保存」すること!
帰還条件
HP残量、MP残量、重量超過、アイテム残量の4つの条件を設定できる。
どれかひとつでも設定した条件を満たしたとき、帰還スクロールを使用する。
下の「アイテム残量」は、特定のアイテムが尽きた時に帰還するようにできる。
帰還判定に使いたいアイテムを、左の枠に放り込もう。
右の数字は「この数を下回ったら帰還」。基本は0のままで問題ない。
登録済みのアイテムを消したいときは、アイコンをダブルクリックすればよい。
ちなみに「アイテム残量」は、回復ポーション類以外を登録しておくのがオススメ。
登録の候補は加速アイテムや変身スクロール、「魔力の石」などの触媒、テレポートスクロールあたり。
回復ポーションはわざわざ登録しなくても、切らしたときは「HP残量」判定で帰還ができる。
ランダムテレポート条件
条件を満たしたときにランテレを行う。
ピンチからの脱出はもちろん、狩りの効率UPにも使える。
ちなみにランテレするには「テレポートスクロール」が必要。テレポ魔法ではダメ。
また、テレコン系アイテムを装備したままにしていると、ランテレを使えない。
ランテレ狩りをさせる時は、テレコンを必ず外すこと。
言うまでもなく、ランテレに制限がかかる場所(傲慢の塔や4大狩場など)は、ランテレ可能になるアイテム(幻想アミュ・支配テレコンなど)を持っていないと使えないので注意。
「多数戦闘」は、同時に攻撃を受けている相手の数がカウントされる。
多めに設定すると索敵効率や、CBやタイタンなど反射狩りの効率も上がるが、当然ポーションの減りも速くなる。
少なく設定するとポーションの持ちはよくなるが、場所によっては索敵効率が落ちることも。
自身の耐久や、狩場の利便性と相談すべし。
溶解アイテム設定
ここに登録されたアイテムは自動で溶解される。もちろん溶解剤が必要。
よく拾うゴミアイテムを登録しておこう。
登録のためには「ゴミドロップの現物」が必要になる。
狩場での試運転後に登録すれば良いだろう。
狩場での動作テスト
周辺モードでの設定はここまで。
すべて済んだら、実際の狩場でテストをしてみよう。
まずはポーションなどの必要アイテムを積み、動作を試したい任意の狩場へ。
狩場に着いたら、以下のいずれかの方法で、PSSの周辺モードを開始しよう。
PSSを実際に動かす
簡易設定バーを使う
おすすめの方法はこちら。
最初に紹介した「簡易設定バー」を覚えているだろうか。
バーの左側に並んだ3つのアイコンが、それぞれの動作モードのショートカットボタンになっている。
周辺モードは一番右のボタン。
これをクリックするとボタンがオレンジ色になり、周辺モードでの動作がスタートする。
PSS画面から開始する
PSSメイン画面から、自動狩りをスタートすることもできる。
まずはPSS画面を開き、右上のボタンで「周辺」が選ばれているかを確認しよう。
続いて画面右下へ注目。「開始」ボタンがあるはずだ。
これをクリックするとPSS画面が閉じ、「周辺」モードでの自動狩りが始まる。
動作テストで見るべき項目
主に「狩り・帰還がきちんと動作しているか」「消耗品の量は適切か」の2点を見ておく。
他にも自身で気になるものがあれば、チェックしておこう。
- 各種バフ・戦闘スキルの動作状況
必要バフはすべてかかっているか?
戦闘時の使用スキルは無駄なく動作しているか?
FAは適切に取れているか? - ランテレの動作状況
ピンチの時だけでなく、索敵時の動作も適切か? - 消耗品の減り
各消耗品の割合は適切か?
極端に減りが早い/遅いアイテムはないか? - 拾えるゴミアイテムとその量
ゴミアイテムはすべて自動溶解に登録できているか?
入手量に対して溶解剤の量は適切か?
結晶体の増えるペースはどれぐらいか? - 帰還条件は適切か
危ない場面や消耗品切れで適切に帰還できているか?
極端に余っている消耗品はないか?
調整が済んだら
これらを適切に調整すれば、「周辺」モード設定は完成だ。
ここに更に追加設定を施すことで、移動や補充なども自動化した「完全自動狩り」を行える。